次の日の夜だった。


あたしに悪夢が降り掛かったのは。




礼実と二人で花火大会に来ていた。

ただただ、花火の音にクラッときたって思ったのに…

そう。

あたしは倒れたんだ。

礼実に寄り掛かるように。

意識が薄れて何も聞こえなくなった。

あたしに分かるのは、横から下を向いて驚いた顔をした礼実がいたこと。

そこから何もなくなり、目が覚めたらあたしは病院にいた。

一人で、白い天井のした、ぐっすり眠ってた。

寂しく思いながらあなたを待っていた。

来てくれると信じながら。