倒れた捜査員達は皆、咳や頭痛、38℃以上の発熱や呼吸困難等の症状を起こして病院への入院を余儀なくされた。

 そして、翌日内山の携帯に斉藤からの電話が掛かって来た。

 〈ククククッ……内山さん……皆さんの身体の調子はどうかな?〉

 「身体の調子!?……斉藤、お前の仕業か!?……いったい何をしたんだ!!!……」

 〈あんた達が私の邪魔をするから…ちょっとしたプレゼントをしただけだよ……クククッ……〉

 斉藤はそう言って不気味に笑っている。