斉藤が携帯電話を操作して2時間後エントランスホールの照明が突然点灯し家内と外部を照らす。

 突然点灯した照明に外部で見張りをしていた警官達が驚き応援を呼び到着するまで慎重に様子を窺い、到着と同時に慎重に近付いて行く。

 窓からそっと中の様子を窺い状況を確認する。

 しかし、吹き抜けと為った二階の天井に浮かぶ風船は死角と為り確認する事は出来ないでいた。

 そして、警官達はそれに気付かずエントランスへと入って行く。