人間解体

 ばらばらに刻まれた血塗れの人体が辺り一面に散乱し、どす黒く固まった血液が路面に拡がり異臭を放っ中、内山達は作業に追われていた。

 鑑識達の話しによると、斉藤はもう手袋は付けていない様で指紋等が多量に残されているとの事だった。

 斉藤は正体がばれた事により大胆に為って来た様だ。

 今回の被害者は、両腕を切断され持ち去られている……。

 内山達は、その切断され持ち去られた人体を斉藤が何処に持ち去り何をしているのか必死に考えを巡らせ捜査を続ける。