人間解体

 ……カチャカチャカチャ……カチン……

 そして遂に鍵が開いた……。

 ドクン……ドクンドクン……

 緊張で心拍数が上がり外にその音が聞こえそうな程鼓動を始める。

 「よしっ……行くぞ……」

 そう言って白て大きな重厚な扉を慎重に静かに開ける。

 扉の向こうには、大理石が敷き詰められただだっ広いエントランスホールが拡がる。

 そして、内山を含む10名程でなかなかへと入って行く。

 カツンカツンカツン…………

 静まり返ったエントランスに
足音が静かに響き渡る。