しかし、その様な者が志帆に付き纏っていた様な形跡は無く殺されたその日まで何時もと変わらない平凡な日々を過ごしていた様だった。

 しかし彼女の異状な殺され方からすると彼女に何等かの恨みを持っていた者の犯行としか思えない。

 彼女には表の顔と裏の顔とが有るのだろうか、また犯人は何故彼女の眼球をえぐり取り持ち去ったのだろうか……。

 謎が謎を呼ぶ事件に警察は頭を抱えていた。

 そしてそんな中、署に一本の通報が入った。