必死に捜査はしているものの犯人は可なりの広範囲で犯行を犯している為捜査は難航していた。

 その行動範囲は、九州全域に及んでおり、その至る所で惨殺体が発見されているのだ。

 被害者は既に10数名を数え、全て別のパーツを持ち去られており、残るは毛髪のみと為っていた。

 そしてその日の夕方恐れていた通報が警察署に入る。

 それは山道にて変死体発見の通報だ。

 内山が現場に駆け付けると、そこには予測していた惨殺体が有った。