間もなくして聖堂に到着した３人は、石の扉の前へ行き窪みに赤い宝石をはめ込んだ。

　ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ………

　すると石の扉は音を立て開き出した。

　「いったい何が有るんだ」
　「早く開いてくれよ」

　３人は焦る気持ちを抑え切れずにそわそわとしながら今か今かと扉が開くのを待ち望んでいる。

　そして人が入れる程のスペースが開くのと同時に中へと駆け込んだ。

　「何だよこれ……」
　「嘘だろ……」
　「これでどうしろって言うんだ畜生……」

　３人の眼の前に広がっていたのは、剣や槍や弓等の多量の武器と盾や鎧等の防具だった。

　「俺達に化け物達と闘えって言っているのかよ!?」

　そう言って３人は、それらを眼の前に茫然と立ち尽くしていた。