光一は、この扉の向こう側に何が有るのか気になり扉を押してみたがびくともしない。

 これは、誰かを連れて来ないと無理だと判断して、光一は引き返し別の部屋を見て回った。

 しかし、石像等が有る他は何も変わった所は無かった。

 その為、あの石の扉が無性に気になって仕方がなかった。

 取り敢えず誰かを連れて来なければ……。

 そう思い光一は聖堂を後にして、他の仲間達を探しに行く事にした。

 そして、近くの屋敷で仁と勤を見付けて、聖堂の石の扉の話しをした。

 「街外れの聖堂に石の扉が有るんだけど一人じゃ開けれそうにないんだ」
 「手伝ってくれないか?」
 「あの扉の向こうに何が有るのか見てみたいんだ」