淳の命が奪われ、噴水前の柱が青白い光りを放ち、変わり果てた淳の姿を映し出した頃、辺りには朝を告げる日の光りが射していた。

 ゴーンゴーンゴーン…………

 そして、時計塔の鐘の音がしてデュラハンの声が聞こえて来た。

 〈お前達の為に、食事を用意した〉
 〈今から、半刻以内に時計塔へ集まり喰らえ……〉
 〈喰らわぬ者は殺す……〉

 その声を聞き、一人、また一人と怯えながら時計塔へ集まって来た。

 そして、18人全員が集まった時、時計塔の門がひとりでに開いた。

 皆が恐る恐る中へ入り、用意された食事を見た時、その場の全員が凍り付いた。

 食卓に並べられたそれは、人肉の料理だったのだ。