「本当に貰えたら最高だね」
 「この呪いのゲーム…やってみない…!?」

 とその女性が言った。

 「何言ってんだよ、そんなの嘘に決まってんじゃん」
 「そうだよ、馬鹿馬鹿しい」
 「アハハハハハッ」

 他の者達がそう言って笑い出した。

 このグループは、20名のグループで、無人島にキャンプに来ていた。

 女性の名前は、鈴木しおりである。

 しおりは、肝試し等が大好きな怖い物好きだ。

 だから、この手の話しに弱いのだ。

 皆に笑われたしおりは

 「もしかして…フフフッ」
 「皆、ビビってんの?」

 そう言って皆をけしかける。