夥しい鮮血を流しながし地に伏しているアルテミスの身体がメリメリと異音を立てながら変化し始める。

 …メリメリッ……ミシミシミシッ…バキッ…

 そして、アルテミスの身体は白い塊と成り、風と共にサラサラと消えて行った……。

 真也達は、遂にアルテミスを打ち倒し武器を手に入れた。

 「…こ…これでデュラハンを倒す事が出来る筈だ………」

 そう言って、真也がアルテミスの弓を拾い上げる……。

 光一も、剣を拾い上げその剣を見詰めながら言う。

 「絶対倒してやる……待ってろよ…デュラハン…………」

 そんな真也達の傍らで、尚美は美紀と仁の変わり果てた姿を見ながら涙を流していた……。

 「美紀…仁…ごめんね……」