剛達は、数時間に渡りデュラハンと剣を交え闘っていた。

 そして、遂にデュラハンの斧が剛の身体を切り裂いた。

 上半身と下半身が二つに分かれ、血飛沫を上げながら地にドサリと転がる。

 「剛ーーーーっ………」

 大声で叫ぶ真也達を尻目にデュラハンは剛の首を切り落し高笑いを始める。

 〈ヌハハハハハハハッ〉

 そして、デュラハンは剛の首と共に消えて行った。

 真也達は、再び仲間を失いその場に崩れ落ち涙する。

 そして、どうしてダメージを与えられないなか、また与える方法はと頭を巡らせていると、アルテミスとデュラハンの闘っているシーンが浮かんで来た。

 今まで何度か闘っている所を見たが、アルテミスの攻撃は確かにダメージを与えていた。