皆は、デュラハンを見失った後森をさ迷い歩き必死にデュラハンを探していた。

 そして、どの位経った頃だろうか……美紀が指を差しながら声を掛けて来た。

 「ねぇ、あそこ……」

 美紀が指差す方を見ると、そこには岩陰に身を潜めるデュラハンがいた。

 それを見た美紀達はその場で作戦を立てデュラハンの元へ向かって行った。

 光一、勤、舞、美紀が右から回り、剛、美由紀、尚美、光が左から、そして真也と仁が上から攻める事にし、合図と共に光一達と剛達がデュラハンに切り掛かる。

 そして、隙を見て真也達が岩場の上から飛び降りながら切り掛かって行った。

 そして、真也の剣がデュラハンの右腕を両断する。