やはり闘うしかない。

 このまま逃げ隠れしていても助かる道は開けない。

 しかし、今の人数では到底勝ち目はない。

 どうにかして仲間を集めなければ。

 「どうする、また皆に話しをするか」

 光一がそう聴いて来る。

 「それしかないだろう、頑張って皆を説得しなければ……」

 剛の言葉に仁と美由紀も頷き応える。

 「頑張ろうぜ、それしか道はないんだ」
 「私も頑張るから皆を探しましょう」

 そして皆は顔を見合わせそっと頷いた。

 何が何でも生き抜いてやる、こんな所で死んで堪るか、そう思い4人は立ち上がった。

 そしてまだ夜も明けぬ暗い森の中を仲間を求め歩き出した。