「あががーーっ………」

 そして、順平はうめき声を上げドサリと地に倒れ込んだ。

 そして、恐怖し倒れ込んだ順平の顔面に馬の強烈な蹴りが炸裂した。

 ……ゴシャッ…………

 その瞬間順平の左顔面がグシャリと潰れ、眼球が眼窩よりグポリと飛び出した。

 「げごがぎがが……」

 順平は奇妙なうめき声を上げて身体をくの字に曲げガタガタガタガタガタガタと激しく身体を震わせ出した。

 〈グハハハハハハハッ〉

 その姿を見て笑うデュラハンの前で、順平の身体の震えが一瞬止まったかと思うと、順平はグチャグチャに為った顔を持ち上げ、這う様にして起き上がり何かに取り付かれた様にフラフラと歩き出した。