私は、予め用意しておいたガソリンを発電機へと入れエンジンを掛けた。

 ゴウゥーーン…ドドドドドドド……

 エンジンが唸りを上げて動き出し電気が発電され出した。

 それに合わせるかの様に男がウーーン……と唸り声を上げながら動き出した。

 この時、男はまだ自分に最悪の事態が起こっている事には気付いていない。

 そして、私はナイフを片手にその男へとじわじわと近付いて行く……。

 狂気に狂った眼を輝かせながら……。