私は、口元によだれを溢れさせながらゲラゲラと笑い、少年の腕を引き寄せた。

 そして、少年の指を掴み力を込めた。

 ………ゴキッ………

 指の骨が折れる音が鳴り響き、少年の指がグシャリと捩曲がる。

 一本、また一本と骨を折り、その折れ曲がった指を舐め回す。

 そして、指先に食いつき爪を引き剥がす。

 ゴリッと言う音がし、少年の爪がめくれ、その指先に紅い液体を滲ませる。

 そして、私は食い剥がした爪をペッと吐き出してその指にしゃぶりつく。

 …チュパチュパッ…ジュルルッ…………

 そして、金属質な味のする指先に歯を立て力を込める。