そして私は、再び夕暮れの街に獲物を求めて繰り出して行った。

 今度はどんな事をしようか。

 そう考えながら街を歩く。

 そして、途中キッチン用品売場で、小型のアイスピックを購入した。

 使い道はまだ決まっていない
が、何故か無性に欲しくて仕方なかったのだ。

 そして私は、それを上着の内ポケットに入れて、再び獲物を物色しだした。

 そして私は、新な獲物を見付けた。

 迷子に為ったのか、店先で泣き叫ぶ1年生位の少年に近付いて行き、声を掛ける。

 〈僕どうしたの?〉

 〈迷子に為ったのかなっ?〉

 「うん…お母さんが………」

 「うわーーーん」

 そう言って泣いている少年に一緒にお母さんを探して上げると言い、手を引いて人目に着かない所へと連れて行く。