当たり前のように鍵開けたけど――・・・ 鍵どうしたんだろ・・・ 『これ、兄貴が持ってたんだ』 と鍵を揺らしなが言った。 あぁ、なるほどね。お兄ちゃんにもらったのか ――――!! なんでお兄ちゃんが持ってるんだ!? おかしい、絶対おかしい。 「あの、なんで・・その・・・お兄さんが鍵持ってたんですか?」 『あぁ。なんかサッカー部の副顧問にもらったとか』 確かプレハブの一階はサッカー部の部室。二階は滅多に使われない。 そういやサッカー部の副顧問若い女の先生だっけ。