『帰ろう。送るよ。』 外を見るともう真っ暗だった。 「いいです。一人で帰れます」 あたしは乱れた制服を直しながら言った。 『駄目だよ。こんな時間に可愛い女の子一人でウロウロしてたら襲って下さいって言ってるようなもんだよ』 はい?あなたと一緒の方が危ない気がするんですけど… あたしは先輩の言葉を無視してプレハブを出た。