『おまっ!鼻で笑ってんじゃねーよ!!つーか……何の用だよっ』
「あぁ、そうだった。…はい、お弁当。野球部が大事な弁当忘れちゃ駄目デショ。
いい加減、自分で持っていきなさいよね」
…何だ、この会話?
と思う人もいるだろうから説明しておこう。
私とこいつは……勿論!私だってこんなの認めたくないが、所謂"幼なじみ"って奴だ。
ていうか、気づいたらそうなってた。
"こいつ"とは生まれた日が同じでそして同い年。
家が目の前で、小・中・高 全て一緒。
極めつけに、毎年クラス替えをしたって同じクラスになる。
"幼なじみ"より"腐れ縁"という言葉の方が私達には合っているかも知れない。

