兎心の宝箱【短編集】


 月曜日の朝、約束通り冬子が迎えにきた。

「おっはよー。あっ!目が赤くない。よしよし、昨日はちゃんと寝れたみたいだね」

 そう言って手を差し伸べてくる。

「おかげさまでね。まだ気分が悪いけど」

 まあなんとかなるよ。そう言って冬子は、私の手を取り強引に引っ張って行く。