兎心の宝箱【短編集】


 次の日は、幸い土曜日だった。

 どんな顔をして二人に合えばいいか分からない。

 母は、何も言わず。

 部屋に入って来る事も無かった。

 その心遣いに感謝した。

 ベッドの中で微睡んでいる間は、何も考えずに済んだ。

 今が何時か分からない。

 階下からインターホンの音がしたかと思うと、しばらくして誰かが部屋に入ってきた。