兎心の宝箱【短編集】


「俺さ、冬子とつき合ったの間違いだったかと思うんだ。俺は、ナツの事親友だと思ってるからさ。そのナツと話すのも躊躇う関係ってなんか嫌でさ」

 いきなりコウは、ドキッとする事を言う。

 思わず後ろを見てしまった。

「アンタバッカじゃない? 友達より彼女を優先するのは、当然でしょ? 冬子の前でそんな事言ったら怒るからね」