「お帰りなさいませ、魔王グラン様」 どこか官能的な響きを含んだ声が私の名前を呼ぶ。 「ミリアか。前回からどれくらいの時が立った?」 うっすらと目を開くと目の前には、漆黒の翼を携えたサキュバスが跪いている。 「約一千年程経っております」 「そうか。すぐに会議を行う。魔将を全員集めろ」 それだけ言うと、玉座から立ち上がり円卓の間へと向かう。