そんなある日、私に最大のチャンスが訪れた。 私が、一人で街中を歩いてると涼に出会ったのだ。 「あっ! 奈美ちゃん! 外で会うのって初めてじゃない」 いきなり屈託のない笑顔で、こちらに迫ってくる涼に思わず卒倒しそうになる。 「あっ、うん。そうだね」 緊張してるのが、自分でもわかる。 「どこ行くとこなの? 僕、今日予定無くなっちゃって暇なんだ」 涼がこちらを下から覗きこんでくる。 ヤバい……ヤバすぎる。