壊れた うさぎのぬいぐるみを抱き抱え、哀しみと憂いの眼差しを向けていた。 「お姉ちゃん、」 何かを伝えたいのか、何度も口を開くが その先の言葉が出てこない。 「だれ...?」 一滴 涙を溢し萌香は、意識を失った。