キミの香り


「なぁ?
なんで放って
行くんだよ?」


『なんで私があんたと
学校に行かなきゃ
いけないのよ?』


イライラが隠せない私は
傷つけるかもしれない
ってわかってるのに
優にキツく
言ってしまった。


一気に周りの空気が
悪くなる。


その場にいるのが
辛くて逃げてしまった。


『屋上なんかに
来てどーするんだろ…』


私の気持ちとは
裏腹にすっきり晴れてる
空を見ながら言った。

授業さぼっちゃお。