キミの香り


ウチらはそのまま
駅までずっと追いかけた


「喋ってる内容は
わかんなかったけど、
見た感じは怪しく
なかったじゃん!」


『そうだね‥
今日はありがと。』

そう言って
優香と別れた。

家に帰り部屋で
ぼーっとしていると

誰かが窓を叩く音がした

窓叩くやつなんて
一人しかいないけど‥

私は窓の方までいき
鍵をあけた。

『なに?』

冷たく言ってしまった私

「暇だったからさ!」

何もなかったかのように
いつも通り笑う優。