キミの香り

『モテモテ優くーん』

「なんだよ、
その呼び方‥
気持ち悪いしっ」

『そのままだけど?』

「何怒ってんの?」

『怒ってませーん
はい、これ。』

こんな時ぐらい
可愛く渡したいんだけど
私には無理だな‥

「サンキュー♪
俺、頑張るから
最後までいろよ?」

『気が向けばね♪
負けたら
承知しないから!』


「了解っ」

そう言って
笑顔で戻っていった。

負けるなんて
許さないんだからっ


試合がなかったら
いつも通り
一緒にいれたんだし‥

負けるなよ~!