キミの香り


「ゆきねーこっち~!」

『どこ行くの?!』

「いいからぁ~」

私の手を引っ張って
階段を登ってく。


ってかここ
優の部屋じゃん…


ガッチャ

『勝手に入ったら
ダメだよ?』


「いいからぁ!
こっちこっち~!!」


優の部屋で何かを
探してる様子‥


何探してるんだろ?
と思いつつ
優の机のイスに座った。


いつの間にこんなに
増えたんだろ?


キャプテンになる前は
1冊しかなかった
サッカーの本が
今では山積みになるほど
たくさんある。


なんか、悔しいっ

全部捨てちゃおうかな?

実際にそんなことは
できないんだけどっ