最強乙女ちゃん







あーあ…と
先生の話もろくに聞かず
机にうな垂れた




…ヤバイ、寝そう…


っていうか、このまま寝てしまいたい…




ぼーっとする感じとか
頭痛とか結構ピークに来てるし



寝たら治りそうな感じだから……




そう思い目を瞑ったが、
…簡単に寝させてはくれなかった…




「寺田ー?朝っぱらからなに寝てんのかなー?」



(気は進まないが)そっと顔を上げると
黒ーい笑顔で私を見下ろす先生がいた



「…わぁお。」



「あほかっ!
なに寝てるんだ!!人の話を聞け!」




先生は、ばんっと軽く私の頭を叩いて
教壇に戻っていった




「………暴力教師ー」



小さい声でそう言うと
懲りずに私はまた机に伏せた。