「親父はなんで姉ちゃんに対して なんつーか…過保護すぎる気が…」 「…そんなつもりはないっ!」 親父は俺の手をふりほどくと どすどすとでかい足音を立てて 自室へ入っていった 「「………」」 俺と母さんは顔を見合わせた 母さんの目はどこか悲しそうだった そんな母さんに俺は 事情を聞くことができず 黙ってソファに座りこんだ 後では料理を再開する音が聞こえた