最強乙女ちゃん







「あらあら…3人揃って
なにを騒いでいるの?」



「あ、お母さん」



「まさかとは思うけど……
賢悟くんに暴力振るってた
……わけじゃないわよね?」



「だ、誰がそんなことするか…」




ちょっと黒い雰囲気を出し始めたお母さんに
父さんは宙に目線を泳がせていた




「そう?ならいいんだけど」



そう言ったお母さんは
もう黒い雰囲気はなく、
いつもの優しい笑顔で
キッチンへと消えていった





「ただいまー。」




そのとき、玄関で悠馬の声がした