コモレビ




なんで?

なんでよ?

どーしてなのよ?



なんで、なんで大地が怒るの??

「やーっぱ、好きなんだよ!!」

「は、はぁ!?あるワケないでしょ…ッ!!」
顔を赤くしながら瑠那をポンポンたたく。

「顔アカいよぉー???」
瑠那はからかうようにクスクス笑う。

「もぉ、瑠那はぁ…。」








「杏里、ちょっと。」

「…??? あ、大地ッ!!」
アタシは条件反射で顔が真っ赤になる。

「ん、ちょっといい?」

「あ、うん…??」



「ちょ、ちょっと!!杏里!!
ぜーったい告白だよぉ…ッッ!!」
瑠那はそっと耳打ちをした。


「たぶん、違うと思うよ。」



アタシは瑠那にそう言って大地を追いかけた。