私の目の前にあの美少年がいる。
「僕はずっとキミのことが好きだったんだ…!!」
…え??えぇ!?う、ウソでしょ!?
「ちょっと…、冗談やめてよ…。」
「冗談なんかじゃないんだ。本当に僕はキミの事が好きなんだ。」
ウソ…、待って?だってさ。フツーの女子より
可愛くて綺麗な人がアタシのコトを…?
「キミは僕のコト…どう思ってるの?」
え、え、えぇ…!!!
「ぃ、いや…、助けてもらった時は…感謝してますけれども…ッ。す、す…キ…とは…。」
あたしは苦し紛れにこんなウソをつく。
「そうなんだ…。じゃあ…」
え?「じゃあ」…?じゃあってどーゆーコト!?
「本気で惚れさせてやるよ。」
…はい?
どんどん近づいてくる顔
…ぅ、ウソ…ッ!!!
…ピピピピピピッ!!!
「ほわぁっっ!!」
あたしは変な声を出しながら飛び起きた。
ゅ、ユメ…かぁ…。
ほっとしたようなちょっとザンネンのような微妙な気持ち。
…え?ザンネンのような…???
ち、違うッッ!!!ザンネンじゃないから…!!!
てか、学校だ…。準備しなきゃなぁ…。
あたしはしぶしぶ布団から出て今日の仕度をしだした。
