あんたのおかげ。




ぼーっと歩いてたら
教室の前。


杏「ついちったし。
あたしタバコ臭くないかな」

匂いを気にしながら
ガラっと教室を勢いよく
開けて入った。

まあ、みんなの注目の的…


杏「………なに?」

?「ドア、壊れんだけど。」


知らない女が話し掛けてきた。

杏「あ゛?うるせぇよ」

?「つかなんなのその髪色」

あたしは髪色が派手なんだ。
半分金髪半分ぴんく。

まあ言われてもしゃーないよな

杏「ほっとけよ、うっせー」


そういいながら自分の席に
ついた。








もう、この時には
あんたに出会ってたんだな。

一番遠いところに座ってた
おとなしそうな奴。

そんな奴にまぢで惚れるなんて
まさか思ってなかった。