初恋と流れ星

その後、1時間ほど星を見て、わたしは倉吉くんに「サヨナラ」を言った。

けれど、10年前の「サヨナラ」とは違う「サヨナラ」。
後ろを見る「サヨナラ」じゃなくしっかりと前を向いて。

彼氏に合わせて自分の感情を隠してしまうことを止めよう。
もし、彼氏とぶつかって修復できなくなったとしても、そのときはそのとき。

「サヨナラ」を言おう。


星がまたひとつ流れた。

まるでわたしの背中を押してくれているよう。

『後悔しない生き方ができますように』

わたしはそう願いをこめて、空を見つめた。