「い、いたっ」 チクッとした痛み。 今までに感じたことのない痛み。 その痛みを感じつつ終わるのをじっと待つ。 「はい、終わり」 「なにしたの?」 「内緒」 内緒? そんなのアリですか? 「気になるんだったら鏡見ろ」 …鏡!! カバンの中から鏡を取り出す。 でも…見えない!! まったく見えない!! 「貸してみ」 先生は鏡を奪い鏡張りの窓へと連れて行った。 「これで見えるだろ」 …見えます!