そんなことを思いながら少しずつ廊下を歩いて行く。
行く所はわからない。
でも勝手に足が動いた。
「先生っ…」
「なーに?」
先生の声が耳元で聞こえた。
「な、なななに?驚かさないでよ!」
びっくりした…。
超怖かった…。
「大沢が勝手にびびってるだけだろ?」
「先生のせいだよ」
「人のせいかよ」
口を尖らせて私のおでこをペチっと叩いた。
…その行動にまたきゅんとしてしまった。
…意味わかんない。
きゅんの意味が…わかんない!!!
きゅんじゃない。
ドスンだ、ドスン。
いや、違うかな…?
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