年上王子のお嫁さん☆



頬に触れる、啓飛の華奢な指。



「…ワガママ言ってよ。」


「え?」




ワガママ……?


あたし、もう充分ワガママでしょ?

充分、啓飛のこと困らせてるでしょ?



まだまだお子ちゃまなあたしなのに

これ以上、ワガママなんて……





「言えないよ…」



啓飛といると、弱くなる。


ワガママなんて、言えない。





「…あたしは、啓飛がいるだけで

それだけで、いい…」







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