年上王子のお嫁さん☆



あたしなりに、可愛く言ったつもりだけど……




「わかったよ〜。

クローゼットの、一番下に入ってるから。
勝手に選んでいいよ。」




そう言って、啓飛はベッドに倒れた。


ダブルベッドだから、啓飛が大の字になって寝ても

あたしが充分に寝れるくらいだった。





言われた通り、クローゼットを開けると

綺麗に整理された引き出しが並んでいた。



一番下……と。


そこには、黒やグレーのスウェットがたくさん。


一番、小さそうなヤツ…



あたしはその中から、グレーに柄がかいてあるスウェットを選んだ。




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