啓飛は、お風呂に入ってから寝る人だから、意外だった。 あたしは、さっき入ったんだけど… 不思議に思っていると、啓飛はニヤリと笑った。 「…いいから、寝よ?」 「ぇ…う、うん…」 啓飛に促されるまま、寝室に連れられる。 てゆうか、着替えたい… 「ねぇ、スウェット貸して?」 「え?俺のでいいの?」 首を傾げる啓飛に、内心ドキドキしつつ、頷く。 「ワンピースだと寝づらいから。 大きくてもいいから貸して?」 .