「…まぁ、仲良くやってます。

今日は1年目の記念日なんです。」


「え。今日なの?
啓飛は!?」




直哉さんが声を上げる。


やっぱり、記念日だから二人でいないのは変かな…?





「啓飛は、仕事なんです。

今日は早めに終わるみたいなんですけど、会えるのは7時くらいです……」




寂しい、けど


今は、二人がいてくれるから平気。




あたしの言葉に、直哉さんは黙ってしまった。









「…やっぱり、大人になったんじゃない?

心も、頭も。」


「…え?」





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