年上王子のお嫁さん☆



いつの間にかオトナになってしまった華に

嬉しい気持ちと、悲しい気持ちが混ざったような感情が生まれる。




極端に言うと


子離れされた母親みたいな。




……母 じゃないけどさ。



そう考えてる時点で、俺はオヤジなんだよな。





「……いいよ。

仕事、華のために頑張るから。」


『うん。頑張って!!』




声が明るくなった華に

安心する。



……よかった。


華に嫌われたかと思って

内心ドキドキしてたんだ。





俺の方がコドモかもな。




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