いつの間にかオトナになってしまった華に 嬉しい気持ちと、悲しい気持ちが混ざったような感情が生まれる。 極端に言うと 子離れされた母親みたいな。 ……母 じゃないけどさ。 そう考えてる時点で、俺はオヤジなんだよな。 「……いいよ。 仕事、華のために頑張るから。」 『うん。頑張って!!』 声が明るくなった華に 安心する。 ……よかった。 華に嫌われたかと思って 内心ドキドキしてたんだ。 俺の方がコドモかもな。 .