年上王子のお嫁さん☆



勇気を出して言う。




「……ごめん、華。

今日、仕事になっちゃったんだ。7時くらいには終わると思うけど…」


『…うん。あたしは大丈夫だから、仕事に集中していいよ。

7時に終わるなら、そのくらいの時間に啓飛の家行ってもいい?』





華から、予想外の優しい言葉に


びっくりしてしまう。




お子ちゃまだったコイツのことだ。


泣き叫ぶくらいを想像してた。




でも、違った。



俺が思ってる以上に

華はオトナだったんだ。





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