…え…… その言葉の意味を汲み取る前に、温かい唇が当てられる。 おでこ、瞼、鼻、頬 どんどん下りていく啓飛の柔らかい唇に、心拍数が上昇していくのがわかる。 「……んっ…」 そして、首元にたどり着いた。 つい声が出てしまう。 「ひゃあぁっ……ん…///」 口を手で隠すように覆うと、簡単にはがされてしまう。 イジワルに笑って、あたしを見下ろす。 「っ……い、イジワル!! …っあ…///」 「何がぁ〜?」 まだまだ、やっぱり余裕な啓飛。 適わないのが悔しい。 .