その瞬間――… グイッ 「え…!!///」 「大人しくしてろ。」 膝の裏と肩の辺りを支えられ、持ち上げられる。 いわゆる、お姫様だっこ…? 近くで見る啓飛の顔は、とっても綺麗で 真剣な表情をちらつかせていた。 「きゃっ」 放り投げられた先は、久し振りに見た啓飛のベッド。 ふかふかで、体がすぐに埋まる。 いきなりの状況に困っていると、すぐに覆いかぶさってきた。 「…覚悟してよ なんて 10年早いっつの。 お前はまだ、俺に必死になってればいい。」 .