それから、名残惜しいけどドレスを脱いだ。
でも、薬指に光るリングが
結婚が夢ではないって教えてくれているから。
「さぁ、婚姻届け出すか?」
「今日?」
車に乗って、家に帰る。
学生で結婚…
ちょっと不思議な感じ。
大学生なのに、啓飛の妻 って名乗っていいんだ。
「今日は大安だしな。
式を挙げた日の方がわかりやすくないか?」
「確かに。」
こんなに早く、啓飛のものになれるなんて…
「じゃ、出すか!!」
「うん!!!」
そして家に帰って、婚姻届けを書いて出しにいった。
もちろん二人で。
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